About Projects
「Astar City（アスターシティ）」という仮想都市で探偵となり、謎めいた事件の真相を解明することがプレイヤーの目的です。この都市では頻繁に事件が発生し、推理力と洞察力が試されます。
ユーザーは「Astar Detective Agency（Astar探偵社）」の新米探偵として、Astar Cityで発生する様々な謎めいた事件の真相を解明することに挑みます。直感、論理、そして大規模言語モデル（LLM）によって生成される情報を駆使して事件の真相を解き明かすことを目指します。
ターンが終了後、推理した真犯人の名前と犯行モチベーションを入力し、推理の成功や失敗の判断は「AIアシスタント」が行います。名探偵AIは推理の成否を判断し、成功した場合はその推理の優れた点を称賛し、失敗した場合は何が足りなかったのか、どの部分を見落としていたのかを指摘します。
【ゲームの報酬】
推理に成功したユーザーはAstarトークンの報酬を獲得することができます。一方で、推理に失敗した場合は報酬を受け取ることができません。正確かつ効果的な推理力を発揮し、報酬を手に入れましょう。
テクニカリティ
今回のプロダクトはは、AIを活用するゲームで生じる高コスト問題に新たなソリューションを提案、検証します。通常、タイムリーにAIジェネレーティブコンテンツが使われる場合は、ユーザー数が増えれば増えるほど、プレイすればとするほどコストが増加します。新しい解決策として、Astar チェーンのDapp staking機能を活用することで、コストをカバーすることを提案します。
Astarチェーンのバリデーターステーキングは、開発者がdAppを作成するとバリデーターステーキング報酬というインセンティブを提供します。ユーザが好きなコンテンツにトークンをステーキングすることによって、その開発者は収入を得ることができ、その結果としてdAppの構築と改善を続けることが可能となります。
今回のゲームでは、ユーザーはAstarトークンをステーキングし、無限に生成されるミステリーゲームを楽しむことができます。
使用技術は、stable deffusion AI画像生成、マイクロソフトAzuruが提供するOpenAIAPIでのAIテキスト生成、json生成、Cursorを利用したAIコードサポート、Azuruを使った保守運用（サーバー、Azuru VM）、Astar blockchain、Dappstaking コントラクトです。
オリジナリティ
従来の探偵ゲームは、あらかじめ用意されたコンテンツしかプレイできません。しかし、私たちのゲームではAIを活用して無限にコンテンツ（ミステリーストーリー）を生成することが可能です。さらに、AIを内蔵した容疑者がユーザーの質問に反応することで、推理ゲームの楽しさを増幅します。
プラクティカル性
本プロジェクトはまだデモ段階で、MVPとしての最小限の機能を実装しています。具体的には、ミステリーストーリーの生成、容疑者の生成と立ち絵表示、容疑者とのテキスト会話、真犯人の名前と動機を入力した後の評価、ステーキング額の表示等です。ファイナリストになった場合、Astarトークンステーキングによるターン数増加の機能を追加予定です。
ユーザビリティ
現状はMVPとしての最小限の機能実装ですが、直感的なUIや簡単なチュートリアルを提供しています